| 多古焼(たこやき) |
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制作 |
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陶芸はまず、粘土をこねるところから始まる。
空気が入ったまま焼くと、破裂するのでよくねってからまとめるそうである。次にロクロにかけ、さらにまた空気をぬきながら、中心をつくり、起こしてはつぶし、起こしてはつぶした後、指で形を整えていく。
形が出来上がると、「しっぴき」と呼ばれる道具を使い、さっと切る。 |
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| さっそく、作って見せてくれた高橋さん。 |
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くるくるとまわるロクロの上で塔のように高く伸びては、縮み、伸びては縮んだ後、空間からフイっと形がとり出される様は、なにか魔法のように見えた。
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高橋さんは、自分で割った薪を薪ストーブに使い、できた灰をブレンドした釉薬を作る。
薪の種類によって、釉薬の色や風合いに違いがでてくる。
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| まるで魔法を見ているかのように姿を現した。 |
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高橋さんが現在、主に作っているのは飴釉、白糠。
作品の名前はこの釉薬や文様、焼き方によって名づけられる。
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例えば、私がはじめにあじさい館でひき付けられた
あの黒い一輪差し。
これは「炭化焼き〆花生」。
釉薬を使わず炭のように焼しめたものを言うそうだ。
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焼物は、いろいろな条件に左右されながら、ひとつひとつ器が出来上がっていく。どれひとつとして同じものはない。
「人の手が入っていると感じられるものをつくりたい」と高橋さんは語る。
なるほど、見せてくれたその見かけより軽くて使いやすそうな白糠色のお碗は、ほっこりと手におさまり愛用したくなるようなものだ。
高橋さんはあじさい館などでの販売品の制作のほか、個展も開いている。
こちらは大ぶりなものも出品される。
7月から個展が開かれるので現在、「作品はすでに出来上がっているが、期日ぎりぎりまで焼いてみよう」と制作に余念がない。 「個展はこれまで7回ほど開きましたが、その都度、新しいことを試みてます。今は、飴色の釉薬のものを作品として作っていますが、将来的には白糠色のポテっとした釉薬が溶けきれてないようなものも作っていきたいと思っています」
感触を体感しながらの制作を感じさせる口調が印象に残った。
高橋さんの陶器にぬくもりが感じられるのはこんなところにあるのかもしれない。
(大日向)
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後日談
多古焼展を見てきました。
このホームページ上でご紹介できなかった作品をたくさん見せていただいた。
取材させていただいてから、個展の日までめいっぱい焼かれたようで、作品の種類の多さに圧倒された。やはり、大きな作品が並ぶと存在感はすごいの一言。本物を見ることの大切さを痛感させられた。
この機会にと、お気に入りの「炭化焼き〆花生」を購入してきた。私のあとに買っていたお客さんは、大ぶりの皿を3枚。「お〜!」すごい、あんな買い方をする人もいるのかなんて思ったり。
個展をみたあと、高橋さんがこれからどんな作品を見せてくれるか、また楽しみになった。(大日向) |
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